塾講師だった頃のエピソード①
私は大学時代5年間、卒業後社員として2年間、計7年間を塾の講師として
過ごしてきました。
その中で、たくさんの児童・生徒との出会いや別れがありました。
私が出会った中で、特に思い出となっている生徒のお話を書きたいと思います。
◆O川くん(当時、新中1)
あれは確か中1になりたてくらいの時期の数学の授業だったと思います。
「正の数 負の数」の単元の導入部分の話として、
私「これまでみんなはいろんな数字の種類を教わってきたと思うんだけど、
どんな数字を知っているかな?」
Aくん「整数!」 私「整数!そうだね!」
Bさん「ん~小数?」 私「そうそう!小数って教わったよね!」
Cくん「自然数!」 私「お!よく知ってるね!」
・・・なんてやり取りをしながら、次はO川くんの番。
私「さて、O川くん。他にどんな名前の数字知ってるかな?まだ大事なのあるけど・・・」
O川くん(難しい顔で)「ん~~~~~」
私「わかんないかな~?小数と同じくらいよく使うかな?」
O川くん(さらに難しい顔で)「・・・・・・・・。」
私「”○数”って他に言葉知らないかな?なんか思いつかない?」
O川くん(難しい顔が急にパッと明るい顔になり・・・!)
「算数!!!!」
私「・・・OK!!先生と一緒に頑張ろう!!!!」
ヒントが悪かったかな~・・・と反省しつつ、頑張って育てようと
誓った瞬間でした。
この子のもう一つのエピソードはまた次回・・・。
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